未だに忘れないキャンプ場のワンちゃんエピソードからの学び。

私がまだ小学6年生ぐらいの頃だったときのことです。夏に県内某所のキャンプサイトへ行った折、そこのサイト管理人さんが数匹の犬を飼っていらっしゃいました。それなりに人慣れしている犬たちだったでしょうが、かわいいからといって決して動物を侮ってはいけないことをここでのアクシデントを通して学びました。
数いる犬たちのうち、一匹だけ白い犬がいたのですが、アクシデントはその白い犬も含めた数匹の犬たちがみんなで管理人さんから与えられたエサを食べているときに起こりました。
当時の私にはそのエサをおいしそうに食べている犬の姿がかわいく思えたあまり、「ごはんを食べてるワンちゃんかわいいな」ぐらいの軽い気持ちでその白い犬の頭を、エサを食べている最中に撫でたときのことです。何と、その白い犬はガウガウと勢いよく吠えながら私の手首に思いっきり噛みついてきました!つまり、攻撃されたわけです。

あと後でわかったのですが、こちらにそんなつもりはなくても、犬からすれば「エサを食べている大事なときにちょっかいを出された」「大事なエサを分捕るな」と認知されたゆえの思いがけぬ攻撃だったということでした。犬の鋭い歯で噛みつかれた箇所は、ちょうど人間の急所でもある手首だったことで、犬も人間の急所をちゃんと分かっているのだなと驚きました。当時、噛まれた私は当然びっくりして悲鳴を上げ、手首からは血液がどくどくと流れ出て急きょ応急止血処置をしてしばらくは手首が包帯でぐるぐる巻きの状態を余儀なくされたほどです。

噛まれた瞬間はもちろん、止血処置をしている最中も生傷には違いないのでしばらくじんじんと痛み、終始思いっきり痛い痛いとは言っていたものの泣かなかった私を見て、このキャンプのとき一緒にいた父も「お前よく泣かなかったな」とは言っていましたが本当にあの犬の噛みつきぶりは痛く、あれから15年以上の年月が経った今でもその犬に噛まれた歯形がうっすらとですが手首に当時の痕跡として残っています。
かわいいとはいえ、動物という本能で生きている生き物でもある以上、犬の鋭い歯の力というものは想像以上のものですね。急所の手首を狙ったというところも、サバンナのライオンが狩りのときにシマウマの首を攻撃する動物の野性本能に通じるものがあるように思います。動物は動物なりに分かっていることがあるということですね。

飼い主だったらまた状況は違っていたかもしれませんが、とにかく犬がごはんを食べているときにはその姿がかわいく見えようが、犬にとって慣れていない、あまりよく知らない人間が軽い気持ちで手を触れたりちょっかいを出すものではないなと学びました。十何年という年月を経たのでもちろんもう痛みはとっくにありませんが、おそらく手首のこの傷跡は半永久的に消えないかと思われます。悪意はなかったものの結果として私が悪かったのでもちろんその犬を恨んだりはしていませんが、いろいろな意味驚かされた出来事でした。

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